私は2021年12月に適応障害と診断され1ヶ月休職をしています
適応障害は「誰にでもなる病気」であり「治る病気」であるという医師の言葉を信じ、現在復職に向けてリハビリをしています
今適応障害やうつ病で悩んでいる方が少しでも心が休まることができればと思い、自分の体験談と共に書かせていただきました
今回の内容は以下の通りです
- なぜ適応障害になったのか
- どういう症状か
- 適応障害になりやすい方
休職期間に行なっていたこと、復職までのステップについては随時更新しようと思います
私もたくさんの方の体験談を見て励まされました
少しでも参考になれば嬉しいです
適応障害発症までの経緯
私は総合職(事務職)として働いています
事務所が複数あるため、異動により仕事内容が変わることもあります
現在6年目で2021年から現在の部署で働いています
部署を移動して半年以上経った2021年12月いきなり熱が出て会社を休み、このご時世のため発熱を理由に出勤を控え、テレワークをしていました。
しかし、熱は引いたものの頭痛が治らず、仕事をテレワークなのに早退
その後の体調について電話やメールで報告していましたが、会社のメールを開いたり電話することを想像するだけで動悸がするようになりました。
そのことを会社に伝え、有休にて休みをいただくことになりました
10日ほど休み、妻の助言もあり精神科を受診、「適応障害」と診断され、12月中旬から1ヶ月の休職となりました
現在(2022年1月)も復職していません
今後も経過についてブログに書かせていただこうと思っています
適応障害とは
外部からの個人的な主観によるストレスにより、普段通りの生活ができなくなってしまう精神的な病です
そのため、仕事や学校、家庭環境など人によって状況は様々です
私もそうですが、新しい職場や部署に異動し、環境を変えた人がなってしまうことが多いです
また異動はしていなくても、長時間労働や会社や学校での人間関係によるストレスが溜まりに溜まって発症するケースもあります
適応障害はどのような症状か
無気力
起き上がれない
特定のことを考える、行うと動悸がする
ものが考えられなくなる、手が止まる
何事においても不安になる
消えたくなる
私の場合は人と会う、一緒にいるというのが辛い時期があったので家に引きこもっていました
適応障害とうつ病の違い
適応障害・・・ストレスの原因が明確であり、その環境から離れると回復する
うつ病・・・ストレスの原因が明確でなく、回復するのに時間がかかる
参考資料
適応障害は理解されにくい
精神科受診時に「適応障害は特定の物事に対しての不安のため、それ以外のことに関しては症状は出ません」と説明がありました
私の場合、仕事のこと以外では普通でいられました
そのため薬は飲んでいません
なので私はひどい時を除きブログを書いたり、散歩したり、読書したりすることはできました
どんな人がなりやすいのか
適応障害になりやすい人は以下の通りです
ストレス耐性の弱い人
神経質
傷つきやすい
完璧主義
また、今回自分が発症し自分のことを知りたいと思い、適応障害に関する書籍を読みました
その中で共通点がありました
まじめな人
頑張りすぎな人
周囲を気にする人
断れない人
自分のせいだと思ってしまう人
もしこういう人が周りにいたら声をかけてあげてください
なぜ適応障害になったのか
私は前年度に大きな結果を出し、表彰をされ今年度から現場から本部へ部署を異動しました
前年の結果から異動してもやっていける自信がありました
しかし、日々の業務でわからないことがどんどん多くなり、それと比例するように自信がどんどん無くなっていきました
「果たしてこの仕事はいつ終わるのだろうか」、と不安を感じ始め、次第に私が仕事の完全なるボトルネックとなりました
「あの仕事どうなってる?」
「もう間に合わないよ」
「先方は何も言ってないの?」
「どうするの?」
と言われるようになり「がんばります」としか答えられませんでした
最後の方は声をかけられても何も答えられなくなってしまい、言われても手につかなくなっていました
そして最終的に会社に行こうとすると動悸がおこり、会社に行けなくなってしまって全ての仕事を投げ出しました
自分が惨めでしょうがないです
今その仕事は上司と同僚の方が手分けして行ってくれています
ただでさえ3名しかいない部署なのに本当に申し訳ないです
発症した原因
原因は前年からの環境変化に適応できなかったこと、となりますが
その適応できなかった原因は2点あると思います
自分の能力を過信し、人に相談できなかったこと
自分で作ったフレームを外せなかったこと
自分の能力を過信し、人に相談できなかったこと
自分は過信があったと思います
前年結果を出して「ここに呼ばれてきたんだ」、「自分がここにくれば会社の利益なんてとんでも無く出せる」くらいの勘違い野郎でした
こんな部下や同僚がいたら嫌ですね、自分でもそう思います
そのため自分ができないことやわからないことを素直に「どうしたらいいですか」と聞けないでいました
その部署には初めてきたわけだからわからないことが当たり前、その考え方が足りず、誰かに相談する、難しいと思った時にヘルプを出せないでいました
結果、会社の仕事を止めてしまった、投げ出してしまったのは社会人として失格だと思っています
自分で作ったフレームを外せなかったこと
2020年から断食、オートファジー生活を始め、ものの考え方や価値観がひっくり返りました
おかげで体重は17kgの減量に成功、行動が変わり、実に多くの経験、体験をすることができプライベートはとんでもなく充実しました
しかし、それを仕事に持ち込むのはまだ早かったようでした
2020年〜2021年ではコロナ禍ということもあり、今まで言われた通りにやってきたものを新しい目線で見てアップデートしていく、ということが自分の仕事になりました
それがハマり、業務で大きな結果を残すことができました
しかし、場所が変われば考え方も変わる
部署が変わったことで自分の考え方や提案がことごとく打ち砕かれていきました
決裁者が変われば方針が変わるのは組織では当たり前です
30歳を超えてはいるものの、20代での会社経験がほぼ無く、社会をまだわかっていなかった私は
「なんで自分の提案がうまくいかないのか」ということに対して
「周りがわかってない」と考えてしまっていました
せっかくいいアドバイスをもらっているにもかかわらず「自分が正しい」とフレームをガチガチにしてしまいました
またプレゼンの能力もなかったため、相手に合わせた資料もまともに作れない
結果、内容は改善もされず、当然何回出しても決裁は降りないため、何もできない、何も進まない状態を作ってしまっていました
当時の私は「自分の言いたいことを吠えている仕事のできないやつ」であったと今振り返って思います
少しでも人のことを考えて行動する、立ち回るができれていれば休職せずとも仕事はできていたかもしれません
休職してからの行動
休職してから自分を見つめ直す時間を作るようにしました
基本的には自分ができること、したいことを行うようにしました
その中で行なっていることは2点です
一人でいること
人と会うこと
私は自分とは、と考えた時に
一人でいることが心の安定につながっているとわかりました
今は一人になる時間を多く取るようにしています
家族には会うようにはしていますが、部屋で何もしないまたは散歩に出るなど心を落ち着かせ、自分に向き合う時間を作っています
初めましての人に会う
一人になることと逆ですが、自分の時間を作ると心が落ち着くのでその後は自分を知る人ではなく、初めての人に会うようにしています
直接人に会うことも少しだけしますが、メインはオンライン上です
私はTwitterやオンラインサロンの会に参加することで世間とのつながりを感じています
一人になる時間、人と会う時間を決めてONとOFFを明確にし、
内省とフィードバックを繰り返すことで自分と向き合う時間を作っています
まとめ
今回の内容は以下の通りです
- なぜ適応障害になったのか
- どういう症状か
- 適応障害になりやすい方
先ほどあげたどういう症状かでご自分に当てはまるものがあればすぐに病院を受診することをおすすめします
病院に行くことが早いに越したことはありません
少しでも自分で何かおかしいと感じた時には病院へ行くようにしましょう
ご家族の方に異変を感じたら
もしこの記事をご家族の調子が悪いな、変だなと感じて見られている方がいましたら、ためらわず病院に相談してください
私も妻に「病院に行って」といわれなかったらずっと引きこもっていたと思います
診断してもらうことで自分と向き合うこともできます
おわりに
なかなか自分の内面のことを曝け出すには勇気が入りました
しかし、自分自身たくさんの人に支えられていることを改めて知り、自分の経験を人に伝えることで何かの役に立てばと記事にしました
今悩んでいる人がいるならば一人で悩まず周りに相談することが大事です
きっとみなさんの助けになってくれます
一人で塞ぎ込んでしまうと悪い方にしか考えられません
無理せず
必ず治ります
以上参考になれば嬉しいです
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